仕事のストレス判定図の4つの結果(仕事の量的負担、仕事のコントロール、上司支援度、同僚支援度)を入力することで、健康リスクや、職場環境改善に向けたヒントが表示されます。所属単位といった作業グループごとに集団分析を用いた職場環境改善にお取組みの際にご利用ください。
「仕事のストレス判定図(健康リスク)」は、働く人が感じるストレスをわかりやすく整理し、自分の状態を客観的に知るためのツールです。単に「疲れている」「忙しい」といった感覚を数値化するだけでなく、職場でのストレス要因を具体的な視点で捉えることができます。判定の要素は仕事の量(量的負担)、仕事の裁量度、上司の支援度、同僚の支援度の4つです。
仕事の量(量的負担)
仕事の量が過大で、常に時間に追われていると強いストレスの要因になります。
コントロール度(裁量の度合い)
自分のペースで仕事を進めたり、方法を工夫したりできる自由度が低いと、ストレスを感じやすくなります。
上司の支援度
上司からの理解やサポートが乏しいと、困難に直面したときに孤立感が強まり、ストレス反応が高まります。
同僚の支援度
周囲の同僚に相談できるかどうか、助け合える関係があるかどうかは、安心感や回復力に直結します。
集団分析アドバイスツール
返却されたレポートから、各項目の結果を入力してください。(3〜12点)
・仕事の量的負担度は、数値が大きいほど仕事の負荷や負担が大きいことを示しています。
・仕事のコントロール度は、数値が小さいほど裁量度合いが小さく、上司支援度、同僚支援度は、数値が小さいほど上司・同僚間の支援度合いが小さいことを示しています。
ストレスチェックの集団分析における「健康リスク」とは、職場や部署全体が、従業員の心身の健康を損なう可能性をどれくらい持っているかを示す指標です。これは、個人の健康状態を直接診断するものではなく、組織全体として、将来的に従業員がメンタル不調になったり、体調を崩したりするリスクを相対的に評価するものです。
具体的には、以下の要素を総合的に見て判断します。
これらの要素を分析し、「健康リスク」が例えば「全国平均より高い」と出た場合、その職場では従業員がストレスから心身の不調を起こしやすい傾向にある、と解釈できます。
この「健康リスク」を把握することは、職場が従業員にとってより健康的で、働きやすい環境になっているかを客観的に評価し、改善点を見つけるための重要な手がかりになります。
下記のヒントを参考に、あなたの所属やチームの実態に即して、職場環境改善・向上に向けた目標を設定してください。
(C) 一般社団法人メンタルセーフティー推進機構